自然のなかで涼をとる、天然塗料「柿渋」の扇子です。
まだ青い渋柿から作られる柿渋を、和紙に幾重にも塗り重ねて仕立てた伝統的な「渋扇(しぶせん)」。柿渋の効果により和紙の強度と耐久性が増し、天然の防腐・防水性も備わります。味わい深い落ち着いた趣とともに、古くから日常で用いられてきた確かな実用性を持つ道具です。
スペック
重量:24g
サイズ:横幅33.5cm、縦幅(親骨の長さ)23cm、中骨の長さ:9.7cm
素材:扇面:和紙|扇骨:竹(親骨/仲骨:唐木染め)
製造国:日本・京都製(京扇子)
和紙の強度と耐久性
柿渋を塗布することで和紙がしっかりとコーティングされ、通常の扇子に比べて強度が上がり、破れにくくなります。風の吹き抜ける稜線や、道具の出し入れが多いアウトドア環境での使用に適しています。
柿渋には、古くは漁網や番傘にも用いられてきたほどの防水・防腐効果があります。完全防水ではありませんが、行動中の汗や急な霧雨などに触れても、通常の和紙に比べて水分による傷みを軽減できる特性を持っています。
バッテリーを使用しないため、長期間の山行でも電池切れの心配がありません。薄く軽量でかさばらず、キャップやサンシェードで日差しを遮りながら、木陰で風を送る静かな休憩時間にふさわしい道具です。またメマトイなどの虫を追い払うのに適しています。
ご使用上の注意点
・過度な水濡れについて
防水効果を備えていますが、主素材は天然の竹と和紙です。激しい雨に直接打たれたり、水没させたりすると破損の原因となります。濡れた際はなるべく早く乾いた布で水分を優しく拭き取り、陰干しで完全に乾かしてから閉じるようにしてください。
・携行時の圧力による破損
丈夫な和紙を使用している一方、竹の骨組みは強い圧力がかかると折れる恐れがあります。ザックの底など重い荷物の下敷きになる場所への収納は避け、専用のケースや外側のポケットなどに入れて携行してください。
・経年による風合いの変化
天然塗料である柿渋は、空気に触れ、使い込むほどに少しずつ色合いが深まり、特有の艶が増していく性質があります。山行の回数を重ねるごとに変化していく、自然素材ならではの過程をお楽しみいただけますと幸いです。































