


一般的なアウトドア洗剤や合成洗剤は油を衣類から移動させるのに対し、Great Washの界面活性剤は油をナノレベルまで細かく分解します。この違いにより衣類の洗剤残りを極端に減らすことができ、アウトドアウェアの機能性を損なうことがなく洗濯が可能です。
植物由来の界面活性剤を15%配合しながらも、優れた洗浄力を実現した「Great Wash」。一般的には濃度が低いと洗浄力が落ちやすいと言われますが、独自の成分配合によりしっかりと汚れを落とします。
組成の表示
品名:洗濯用合成洗剤
液性:中性
成分:界面活性剤15%(脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキ シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、高級アルコール系、ベタイン系)
すすぎの回数を減らしダメージを減らす
独自の配合によって生まれたナノ粒子分散する界面活性剤によって、すすぎの回数を減らすことができます。これによって機能性ウェアのダメージを減らすことができます。
以下の表は洗濯で生地が摩耗されることで落ちる耐水度、撥水度、透湿性についての数値です。

使用量の目安と回数

ゴアテックス®ウェアを例に、最適な使用量と洗浄効果のバランスを徹底的に検証しました。その結果、少量でも高い洗浄力を発揮し、一回あたりの洗剤コストを大幅に抑えることに成功。結果として、優れたコストパフォーマンスと環境へのやさしさを両立しています。
水25~35ℓに対して1回
Great Wash:1回あたりのコスト30円
A社の洗剤:1回あたりのコスト60円
B社の洗剤:1回あたりのコスト100円
C社の洗剤:1回あたりのコスト300円
D社の洗剤:1回あたりのコスト966円
E社の洗剤:1回あたりのコスト1,300円
ポンプ1プッシュ=1mlですので、測り間違えもなく正しい容量で洗濯が可能です。
ナノ粒子分散について
ナノ粒子分散という新しい洗浄力を証明する油の状態
※洗濯試験は水30Lに対して規定量の5mlを入れ洗濯機で普通に洗濯
▼Great Washで分散された油の粒子

▼一般的な合成洗剤の油の粒子

洗浄力の高さ
ダウンの風合い試験をした結果、以下の写真のようにダウン嵩に大きな違いが見られました。
※左がGreat Washで洗浄したダウン、右が一般的な合成洗剤で洗浄したダウン
アルカリ洗剤を使うと、ダウンのタンパク質「ケラチン」がダメージを受けてダウン本来の「保温・保湿効果」が失われてしまいます。現在使用している洗剤の液性をチェックするようにしてください。

PFASフリーの撥水加工による課題

PFASフリーの撥水加工は環境にやさしい反面、油をはじく力(撥油性)がないため、皮脂や汚れがつきやすくなります。汚れが残ると撥水性能が低下し、雨や水滴を弾かなくなってしまうことも。
ですが、ここで大切なのが「正しいメンテナンス」です。適切な洗剤を使って汚れや皮脂をしっかり落とすことで、生地本来の撥水性能をよみがえらせることができます。
これはゴアテックスなど一部のウェアだけでなく、今後すべての撥水ウェアに共通する課題。だからこそ、洗濯=性能維持のカギなのです。
高機能ウェア専用の洗剤を使えば、汚れをしっかり落としながら素材を傷めず、撥水力を長くキープできます。
「洗う=落とす=守る」――アウトドアウェアの性能を最大限に引き出すための、最もシンプルで効果的な方法です。